2010年3月に完成した美術館・図書館新棟1階には、平成20年に文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の採択を得て設置された「造形研究センター」があります。全学の未来を担って発足した研究センターは、美術館・図書館が所蔵する美術作品、近代デザイン研究資料としてのポスター、プロダクト製品、貴重書、絵本や展覧会図録、イメージライブラリーの映像資料、民俗資料室の民俗造形資料などの多岐にわたる造形に関する研究資料の保存活用と公開のためのデータベースの構築や研究のためのインフラ整備等、本学ならではの造形研究の発展のための基盤づくりを目指しています。
研究センターではそれぞれのプロジェクト長を中心として、本学の研究領域を横断する幅広い研究活動や制作活動に活かせるよう、また将来の方向性として美術資料、デザイン資料、映像資料、民俗造形資料の4分野を統合したデータベースのあり方を研究しています。現在はそれぞれのメディアに対応した現行データベースを活かしつつ新たな検索システムの開発を目標に、3つの研究プロジェクトが活発に活動を進めているところです。
先の文部科学省の高度情報化推進プログラムの完成年度である平成24年度には造形学の発展のためのあらたなインフラ整備が整い、本学の未来に向けた研究の成果が期待されます。

造形研究センター 2008年度−2010年度 センター長 滝沢 具幸

  

2011年4月から滝沢具幸造形研究センター長の後を受け、就任致しました。
滝沢センター長は、「平成20年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択されると、その研究の眼目である「造形資料に関する統合データベースの開発と資料公開」 の達成に向けて3か年にわたり、学内外の研究者とともに精励し、センター長として研究活動を軌道に乗せ、また自らも作家としてのご活躍にとどまらず、センター全体の研究代表者としてその成 果を上げるべくご尽力されてこられました。私も、前センター長の方針を継承し、微力を尽くす所存です。
造形研究センターは5か年の研究プロジェクトですが、2010年に文部科学省にむけて研究成果の中間報告を行いました。3か年にわたる計画的でかつ着実な成果を積み重ねた造形学全般の研 究基盤の形成は内外ともに高い評価を受けつつあります。
今後の造形研究センターの研究課題は、研究プロジェクトの完成年度である2012年度末を目指して本学の財産であるさまざまなアートアーカイブを体系付けて「造形資料に関する統合データ ベースの開発と資料公開」のシステム構築を完成させることと、その成果を公開できるようなネットワーク上の仕組みを作り上げることにあります。
昨今のデジタルアーカイブの世界的な広がりは目覚ましいものがありますが、本学造形研究センターにおきましては、とりわけアジアの世界に向けた美術・デザイン研究の中心的な役割が果た せるような公開型ネットワークの構築も課せられた課題であると思います。また、センターでは美術館・図書館の全面的な協力体制のもと、それぞれの研究成果を広く見ていただく手立てとして所 蔵するアートアーカイブの魅力ある資料を公開する展覧会やイベント、さらに最先端の技術を駆使したデジタルアーカイブの構築を進展させております。
今後とも2012年度の造形研究センターの研究完成年度に向けて全学の皆様方の御支援をお願いする次第です。

造形研究センター 2011年度−2012年度 センター長 田中 正之




センター長 田中 正之
   

第1研究プロジェクト
研究員  
プロジェクト長 寺山 祐策
滝沢 具幸
今井 良朗
柏木 博
玉蟲 敏子
寺原 芳彦
小林 昭世
客員研究員 勝井 三雄
向井 周太郎
荒俣 宏
大日方 欣一
第2研究プロジェクト
研究員  
プロジェクト長 板屋 緑
田中 正之
西本 企良
長尾 重武
志田 陽子
高橋 陽一
客員研究員 村山 匡一郎
岩渕 潤子
松本 俊夫
第3研究プロジェクト
研究員  
プロジェクト長 神野 善治
関野 吉晴
小井土 滿
新見 隆
三浦 均
客員研究員 田村 善次郎
印南 敏秀
小島 孝夫
紫牟田 伸子

   
造形研究センター
運営委員会
 
寺山 祐策
滝沢 具幸
今井 良朗
柏木 博
玉蟲 敏子
寺原 芳彦
小林 昭世
 
板屋 緑
田中 正之
西本 企良
長尾 重武
志田 陽子
高橋 陽一
 
神野 善治
関野 吉晴
小井土 滿
新見 隆
三浦 均
本庄 美千代

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