センター概要 本センターは、文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の採択を得て創設されました。美術・デザインなどの専門領域を横断する研究基盤の形成と手法の開発によって、美と豊かさを創出する造形学研究の高度化を進めます。
近現代建築資料 日本を代表する建築家の一人で、本学建築学科創設やキャンパス設計を進めた芦原義信の建築図面や写真資料のデジタル・アーカイブ化を行います。建築図面等資料の保存管理、公開・共有方法やデジタル画像化の手法開発を推進すると共に、公開シンポジウムや研究会、ネットワークの構築を行います。
生活デザイン 山際照明造形美術振興会旧蔵の、古灯器コレクション及びエットレ・ソットサス デザインの照明器具のほか、陶磁器・近代椅子コレクションなど、生活デザインの高度なデジタル画像化とアーカイブ化を進めます。さらに建築空間と関連付けた、より総合的な視点からの分析も行う予定です。
文字印刷文化 日本近世の木版による多様な印刷物を、これまで試みられてこなかった、現在のタイポグラフィデザインや造本・装訂デザインをめぐる造形学的知見から研究し、その文字形象・字体形成過程や複製技術がもたらしたグラフィズムを総合的に考察します。
立体的・空間的造形資料 造形資料の形態および触覚的リアリティに関するアーカイブ化を基に、デザイン研究・図像研究からさらにモノづくりへと応用し、生活造形分野における未来型立体造形の開発研究およびインタラクション・デザインの開発研究を行います。