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活動一覧
1. 研究会・講演会
年度 | 日付 | テーマ | 講師等(敬称略) |
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2014 | 9月20日 | 類似画像検索システムと文字認識システム | 廣池敦(日立中央研究所) |
9月26日 | 和装本講習会 | 大入達男(株式会社 大入) | |
10月17-19日 | 「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」研究会(便利堂)出席 | 便利堂 | |
12月13日 | 類似画像検索システムと文字認識システム | 廣池敦 | |
2月17日 | 「江戸期草双紙」を中心とした文字及び印刷文化について | 石川英輔(客員研究員) | |
2015 | 4月22日 | 「電子くずし字字典データベース」について | 井上聡(東京大学史料編纂所助教) |
7月25日 | 公開シンポジウム「日本語の歴史的典籍データベースが切り拓く研究の未来」出席(日本学術会議講堂) | ||
7月31日 | 研究集会「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」出席(国文学研究資料館) | ||
11月6日 | 「漢字文化圏タイポグラフィの変遷 日中韓共同研究」 中国におけるブックデザインの転換期1862年から1937年 |
赵健(中国:清華大学美術学院教授) | |
11月7日 | 「漢字文化圏タイポグラフィの変遷 日中韓共同研究」 知識と情報コミュニケーションの側面から探る朝鮮半島の金属活字と木活字の歴史 |
南權煕(韓国:慶北大学校社会科学大学教授) | |
「漢字文化圏タイポグラフィの変遷 日中韓共同研究」 近代初期のハングル活字についての研究 |
朴志勲(韓国:活字研究家、グラフィックデザイナー) | ||
12月11日 | 本にも身分がある—古典籍のカタチ— | 神作研一(客員研究員、国文学研究資料館教授) | |
2016 | 7月19日 | 本阿弥光悦と謡曲 光悦流の筆写本と光悦謡本の関連について | 宮本圭造(野上記念法政大学能楽研究所教授) |
10月28日 | 「日中韓三カ国 国際研究会」(京都) | 新島実、寺山祐策、勝井三雄、ワン・ミン、マ・クァン、アン・サンス、南權煕ほか | |
10月29日 | 日中韓三カ国 木版印刷工房等合同研究調査(京都) | 同上 | |
12月9日 | 刊本における写本の「装い」—色替わり料紙の整版本について— | 神作研一(客員研究員、国文学研究資料館教授) | |
2017 | 9月8日 | 武蔵野美術大学・国文学研究資料館合同研究会 「古文真宝特別研究会」 |
林望(作家、書誌学者)、神作研一 |
9月29日 | 日本における図鑑の歴史 | 成澤麻子(静嘉堂文庫主任司書) | |
12月22日 | 「嵯峨本謡本」の紙繊維調査 | 宍倉佐敏(宍倉ペーパー・ラボ代表) | |
2018 | 11月1日 | 江戸の出版—「和語表記による和様刊本の源流」開催記念特別対談— | ロバート キャンベル(国文学研究資料館館長)、神作研一 |
「和語表記による和様刊本の源流」開催記念講演 | 新島実 | ||
11月3日 | 講演会「漢字文化圏における文字と造本」 心手合一:タイポグラフィの東洋的手法 |
蒋華(中国:中央美術学院副教授) | |
講演会「漢字文化圏における文字と造本」 刊本の版下本の書写者と朝鮮時代の木活字印刷について |
南權煕 | ||
講演会「漢字文化圏における文字と造本」 近代ハングル活字の変遷と流通 |
朴志勲(朴志勲デザイン事務所代表) | ||
11月4日 | 講演会「和様刊本の諸相」 和様刊本の源流 |
寺山祐策 | |
講演会「和様刊本の諸相」 謡本出版史の中の光悦謡本 |
宮本圭造 | ||
講演会「和様刊本の諸相」 光悦謡本の美—俵屋絵との接点を探る |
玉蟲敏子 | ||
講演会「和様刊本の諸相」 「ありふれたもの」の価値—古文真宝をめぐって |
林望 | ||
講演会「和様刊本の諸相」 漢字文化の受容と刊本字様・活字書体の変遷 |
片塩二朗(客員研究員、活字研究者) | ||
11月16日 | 講演会「和様刊本の美を探るⅠ」 写本から古活字、その復元(対談) |
新島実、寺山祐策 | |
講演会「和様刊本の美を探るⅠ」 近世日本における刊本のデジタル化と印刷表現について |
工藤哲彦(フォトディレクター、凸版印刷株式会社) 田中一也(プリンティングディレクター、凸版印刷株式会社) |
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講演会「和様刊本の美を探るⅠ」 類似画像検索システム「Enra Enra」 |
廣池敦 | ||
11月17日 | 講演会「和様刊本の美を探るⅡ」 摺り(実演) |
嘉戸浩(かみ添主宰、唐紙師) | |
講演会「和様刊本の美を探るⅡ」 彫り・摺り(実演) |
竹中健司(有限会社竹笹堂代表取締役、摺師) 野嶋一生(有限会社竹笹堂、彫師) |
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講演会「和様刊本の美を探るⅡ」 綴じ(実演) |
大入達男(株式会社大入代表取締役、文化財修復師) | ||
講演会「和様刊本の美を探るⅢ」 嵯峨本復元プロジェクト |
新島実 | ||
講演会「和様刊本の美を探るⅢ」 嵯峨本復元プロジェクト:彫り、摺り |
竹中健司 | ||
講演会「和様刊本の美を探るⅢ」 嵯峨本復元プロジェクト:料紙、綴じ |
大入達男 | ||
講演会「和様刊本の美を探るⅢ」 角倉一族 |
角倉吾郎(角倉宗家十七代当主) | ||
3月24日 | 城端別院善徳寺 講演「和語表記による和様刊本の源流」 | 新島実 |
※場所の記載のない場合は、本学美術館・図書館にて開催
2. 主な訪問調査
年度 | 日付 | 内容 | 備考 |
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2014 | 8月19日 | 美篶堂(長野県伊那市) | 製本技術調査 |
12月14-15日 | 台湾国立故宮院博物院 | 「古逸叢書」をはじめとする木版印刷技術の調査 | |
1月25-27日 | 黄檗宗大本山萬福寺(京都府宇治市) | 版木および木版印刷技術調査 | |
3月22-30日 | 中国(中央美術学院、清華大学) 韓国(PaTI、慶北大学) |
中国、韓国における整版本、活字本の調査 | |
2015 | 5月20日 | 国文学研究資料館 | 本研究プロジェクトへの協力要請 |
5月22日 | 国立歴史民俗博物館 | 朝鮮の活字本、近世日本の古活字版等の調査 | |
9月 | 光悦寺(京都府) | 謡本写本の調査 | |
10月 | 光悦寺 | 謡本写本の調査 | |
1月26日 | 野上記念法政大学能楽研究所 | 「嵯峨本謡本」(「光悦謡本」)調査 | |
1月28日 | 京都府立総合資料館 | 伏見版木活字の調査、計測。「嵯峨本謡本」調査 | |
1月29日 | かみ添、唐長、(株)大入(京都府) | 唐紙の制作実演、木活字復元について調査 | |
1月31日 | 化野念仏寺 | 角倉素庵関連調査 | |
2月19日 | 東京藝術大学大学美術館 | 謡本写本「百番本」調査 | |
2月27日 | 法政大学 | 展覧会「慶長文化の精華 光悦謡本の世界」観覧、研究集会出席 | |
3月11-13日 | 光悦寺 | 未装本写本調査および借用交渉 | |
3月23日 | 東京藝術大学大学美術館 | 謡本写本「百番本」調査 | |
3月28日 | 京都府立総合資料館 | 伏見版木活字の調査、計測。「嵯峨本謡本」調査 | |
3月30日 | (株)便利堂、光悦寺、(株)大入 | 便利堂:コロタイプによる複製技術調査 光悦寺:謡本写本調査、借用交渉 大入:最初の「嵯峨本復元プロジェクト」打合せ |
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2016 | 5月6日 | 光悦寺、(株)大入 | 光悦寺:未装本写本借用 大入:未装本写本のデジタル・スキャニング |
5月7日 | (株)大入、宍倉佐敏(宍倉ペーバーラボ)、(有)竹笹堂 | 大入:未装本写本の文字の拡大画像撮影 宍倉佐敏:未装本写本並びに「嵯峨本謡本」の料紙調査 竹笹堂:嵯峨本謡本復元のための木活字制作について打合せ |
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7月1日 | 野上記念法政大学能楽研究所 | 「嵯峨本謡本」および観世流写本調査 | |
7月22日 | 大和文華館(奈良県) | 観世流謡本写本「藍染川」調査 | |
8月12日 | 日本民藝館 | 「三帖和讃」調査 | |
8月26日 | (株)凸版印刷、印刷博物館 | 慶長・元和期における古活字版の調査 | |
8月29日 | かみ添 | 「嵯峨本復元プロジェクト」雲母摺検証 | |
8月30日 | (株)大入、(有)竹笹堂 | 大入:「嵯峨本謡本」(上製本)の解体調査結果報告 竹笹堂:木活字復元方法について技術調査 |
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10月26日 | 圓光寺(京都府) | 圓光寺所蔵の古活字版等の調査 | |
10月27日 | 京都国立博物館 | 前田熊太郎旧蔵観世流謡本の未装本写本調査 | |
10月29日 | (有)竹笹堂、(株)大入、かみ添 | 日中韓木版印刷工房等合同研究調査 | |
10月30日 | 山喜製紙所(福井県) | 和紙工房にて調査 | |
1月30日 | 圓光寺 | 円光寺伏見版関連資料調査 | |
2月14日 | 日本民藝館 | 「三帖和讃」の調査・撮影 | |
2月16日 | 日本民藝館 | 「三帖和讃」の調査・撮影 | |
3月14-16日 | 日本民藝館 | 「三帖和讃」の調査・撮影 | |
3月20日 | (有)竹笹堂 | 復元中の木活字技術調査と打ち合わせ | |
3月21日 | 龍谷大学図書館 | 「三帖和讃」の調査・撮影 | |
2017 | 4月21-22日 | 日本民藝館 | 「三帖和讃」の調査・撮影 |
7月7日 | 国文学研究資料館 | 『古文真宝』調査 | |
8月26日 | 日本民藝館 | 「三帖和讃」調査 | |
8月28日 | 竹笹堂 | 「嵯峨本復元プロジェクト」木活字制作過程の確認、ゴマ譜活字について調整 | |
10月7日 | 福光美術館(富山県南砺市) | 「美の法門 柳宗悦」展にて城端別院善徳寺所蔵「三帖色紙和讃」他を調査 | |
10月29日 | 福光美術館 | 「美の法門 柳宗悦」展にて城端別院善徳寺所蔵「三帖色紙和讃」他を調査 | |
10月30日 | 近八書房(石川県) | 近八書房所蔵の柳宗悦書簡類の調査・撮影 | |
11月4日 | (株)大入 | 「嵯峨本復元プロジェクト」木活字制作過程の確認 | |
11月9日-2月8日 | 国文学研究資料館 | 国文学研究資料館所蔵「古文真宝」約600冊の撮影 | |
11月17日 | 城端別院善徳寺(富山県) | 善徳寺所蔵「三帖色紙和讃」調査および撮影交渉 | |
12月25日 | 山喜製紙所 | 「嵯峨本復元プロジェクト」紙漉き調査・打ち合わせ | |
12月26日 | (株)大入 | 「嵯峨本復元プロジェクト」紙漉き打ち合わせ | |
3月25-29日 | 城端別院善徳寺 | 善徳寺所蔵「三帖色紙和讃」の撮影 | |
2018 | 4月28日 | 法蔵館 | 資料借用依頼 |
5月11日 | 大谷大学、龍谷大学 | 文明版「三帖和讃」の調査 | |
5月12日 | 法蔵館 | 文明版「三帖和讃」の調査 | |
5月13日 | (株)大入 | 「嵯峨本復元プロジェクト」調査 | |
6月14-16日 | 山喜製紙所 | 紙漉工房調査、記録撮影 | |
7月17-19日 | 城端別院善徳寺 | 善徳寺所蔵「三帖色紙和讃」ほか貴重資料の撮影、「三帖色紙和讃」復元について交渉 | |
7月20-21日 | 本誓寺(石川県)、本泉寺(石川県) | 文明版「三帖和讃」調査 | |
8月16日 | 日本民藝館 | 文明版「三帖和讃」(復刻版)の調査 | |
8月22-24日 | 本誓寺、本泉寺 | 文明版「三帖和讃」調査・撮影 | |
8月30日 | 野上記念法政大学能楽研究所 | 「嵯峨本謡本」料紙調査 | |
9月14-15日 | (株)大入、(有)竹笹堂 | 「嵯峨本復元プロジェクト」調査 | |
9月29日 | (株)大入 | 「嵯峨本復元プロジェクト」調査 | |
10月4日 | 城端別院善徳寺 | 三帖和讃調査 | |
10月5日 | 城端別院善徳寺 | 三帖和讃調査 | |
3月24日 | 城端別院善徳寺 講演「和語表記による和様刊本の源流」 | 新島実 |
3. 展覧会
年度 | 会期・会場 | タイトル | 内容 |
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2018 | 11月1日〜12月18日 武蔵野美術大学美術館 展示室3 |
企画展「和語表記による和様刊本の源流」 | 近世日本の木版印刷による刊本を、造形的視点から再見することにより、「和様刊本」を日本の造本デザイン史に位置づけることを目的としている。また同時に、漢字・平仮名・片仮名などの字形をはじめ、料紙・印刷・製本等、造本における造形要素の考察を通して、和語表記による「和様刊本」の多様な造本美の世界を紹介する。 |