本学のデザイン系を中心とした研究者および造形文化研究室に所属する教員による共同研究を基盤として、社会の文化的構造に関わる表現と価値の創造の変遷及びデザインについての歴史的・社会的・文化的な成り立ちを解明し、デザイン学の体系的研究を推進する。手始めに、一次資料である生産品を含む資料及び二次資料であるデザイン関係貴重資料の分析と類型化の研究を行う。とりわけ、本研究プロジェクトの柱であるポスター資料についてICタグを導入した情報管理システムを導入しデータベース化の研究を行う。
(1)総合的な近代デザインに関する研究
1.グラフィックデザインを中心としたヴィジュアル・コミュニケーション研究とデータベースの構築
2.デザイン製品を中心としたプロダクトデザイン研究
3.環境・情報デザインを軸として近代デザイン研究とデータベース構築
4.近代デザインにおける記録としての写真研究とデータベース構築
5.近代デザインとレコード資料の意味づけおよびデータベース研究
(2)美術作品・デザイン関連制作物に関する統合データベースの開発
(3)デザイン学全般における統合データベース構築に関する方向付けの研究